ローソンでシャルマンのフェイスシールドを買った
メガネで有名なシャルマンが自社が持つ豊富な頭部データを使ってフェイスシールドを作成したとネットニュースで知っていました。ローソンで売るという事でしたので、発売日に何か所かローソンを回ったんですが、ローソンの店員さんはフェイスシールドを売るっていう話すら知らない様子で、僕の問い合わせに「へ?」となっていました。
ところが先日、偶然入ったローソンのレジ脇でシャルマンのフェイスシールドが並べられているのを見付けて購入したので、レビューしてみます。
シャルマンのフェイスシールド
シャルマンは大別して3種のフェイスシールドを作っています。
シャルマンシールド
今回僕が買ったやつです。
緊箍児(きんこじ=孫悟空が頭にかぶってる輪)みたいな形の、いわゆる普通のフェイスシールドです。
シャルマンシールド カチューシャタイプ
ディズニーランドで良く見るミニーちゃんのカチューシャのようなフェイスシールドです。
もちろん、おじさんである僕に似合うはずもありませんので、買う予定はありません。
クラリシールド
目だけを保護する眼鏡タイプのフェイスシールドです。
目の保護はメガネをしていれば事足りると思うのですが、何故かメガネの上からでも装着できるようです。
シャルマンシールドを使ってみた
掛け心地の良さにこだわって作られたようですが、それについてはそんなに感動するような事はありません。
シャルマンシールドの良いところ
頭部との接触面積が小さいので暑くない
換気の所為で診療室の室温が外気温に近いところに来て頭部との接触面積の広いフェイスシールドなんて装着すると汗だくになって、外したフェイスシールドのストラップ部分は汗でびっしょりですが、シャルマンシールドは頭部との接触面積が狭いので比較的楽です。
保護性能が高い
シールドが顔の側面まで回り込んでおり、顔との隙間も小さいので、飛沫を対象とした保護性能が高く、守られてる感が強くて安心です。
シャルマンシールドのいまいちなところ
シールド厚が薄い
シールド部がペナペナで消毒時に変形しやすく、頼りない感じです。
シールドが外れやすい
前述のシールドが薄いという事と関係するかもしれませんが、床に落とすとシールド部がフレームから全部いっぺんに外れちゃいます。
そもそも一般人にフェイスシールドが必要か
僕たち歯医者は、毎日飛沫の直撃に晒されていますので、フェイスシールドがあると安心です。患者さんごとにフェイスシールドを外して消毒しますが、その度に「えっ!こんなに?」と思うほど飛沫を浴びています。
血液不浸透性のマスクとゴーグルを装着していればその場の感染は防げるとは思いますが、顔の露出部に浴びた飛沫からの接触感染の可能性を考えると、フェイスシールドを装着した方がリスクを減らせます。
同様に、相手がマスクを装着せず、ソーシャルディスタンスを確保できない状況で向き合っての応対が必要な方は、フェイスシールドが必要だと思います。
一方、相手がマスクをしている場合、透明な衝立を挟む場合、向き合う必要が無い場合、ソーシャルディスタンスを確保できる場合は、フェイスシールド着用の意味が無いと思います。
つまり、あらかたの人にフェイスシールドは必要ない筈ですので、コンビニのレジ脇に売っている意味がわかりません。