知覚過敏と歯磨き

知覚過敏と歯磨き

知覚過敏と歯磨き

知覚過敏には歯磨きが大きく関係します。勿論それだけじゃないですけど、歯磨きを変える事で解決できる場合も多々あります。

知覚過敏の基礎的な説明を別記事でしました。ここでは、その中でも象牙細管の口を封鎖するのに必要な条件を元に、歯磨きについてお話ししようと思います。

象牙細管の封鎖を邪魔する2つの要因

プラークの堆積

プラークの中ではむし歯菌が繁殖し、摂取した糖を酸に変えてプラークのpHを下げます。要するに、脱灰が起きるわけですね。

象牙細管の口を封鎖する蓋は唾液中のミネラルです。低いpH、つまり酸性の環境ではミネラルが析出しないどころか、できかかった蓋も溶かされてしまいます。

磨き過ぎ

せっかく蓋ができても乱暴な歯磨きで削り取ってしまっては、知覚過敏もおさまりません。
析出したミネラルを片っ端から削らないよう、磨き過ぎには注意が必要です。

象牙細管を封鎖するには

きっちり磨いてプラークを除去しないと治らないけど磨き過ぎても治らない・・・難しい要求に思えるでしょうけど、大丈夫。わりと簡単です。

基本的に、ナイロンなどの毛は歯を傷つけるほど硬くありません。歯を削ってしまうのは歯磨剤に配合されてる研磨剤です。一応、歯を傷付けない硬さに調整されてるんでしょうけど、それはエナメル質の話です。エナメル質よりもずっと軟らかい象牙質、しかも析出したての象牙細管の蓋はたちどころに削り取られてしまうに違いません。

つまり、(あまり)研磨剤を使わずに丁寧に磨けば良いという事になります。

知覚過敏あるある

知覚過敏を持つ患者さんに「どこから磨き始めてますか?」と聞くと、まさに、知覚過敏のある辺りから磨き始めている事が往々にしてあります。

歯ブラシに歯磨剤を付けて、いちばん研磨剤の濃度が高い時に磨く歯に知覚過敏。とても偶然とは思えませんよね?

そういう患者さんには、歯磨きの順番を変えて頂きます。磨く順序を知覚過敏の歯が最後になるように変えるだけで、研磨剤の影響を小さくできるはずです。

シュミテクトはどうすりゃいいのか?

 

対知覚過敏の歯磨剤の代表格であるシュミテクトには研磨剤が入っています。

研磨剤が配合されてる歯磨剤を使わないとするとシュミテクトの薬効は期待できない事になりますので、正直なところ、シュミテクトの扱いについて毎度ジレンマに悩まされます。

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