差し入れてくれたマスクの注意書き

マスク箱

マスク不足で困っている歯医者さんたちに、材料屋さんが歯科医師会を通してマスクを差し入れてくれた話を先日記事にしました。
このマスクは、50枚入りの箱で届いたものを一人頭30枚ぐらいずつに分けて会員の先生方に発送するという事になります。箱ごと届けば銘柄がわかりますのでどんな性能か調べる事ができますが、小分けにされてたらそれができません。
僕みたいな神経質な奴を除いて、世間一般の人達はマスクのスペックに「そんなんで大丈夫か?」と心配するぐらいに無頓着なので、あんまり気にする人はいないのかもしれませんが、僕なら得体の知れないマスクを信じて飛沫の中で診療したくはありません。

そこで、僕が歯科医師会会員への配布の仕方に口出しする立場にあった場合を想定して、差し入れてくれたマスクのスペックに合った使い方の注意事項を記事にしてみようと思います。
この記事が会員の先生方の目に触れる事は無いでしょうが、この記事をご覧の皆様が比較的低いスペックのマスクを使う上での参考にして頂けたら幸いです。

このマスクについて

このマスクは「歯の事が好き過ぎる」ネーミングの某歯科材料屋さんが歯科医師会を通じて全国の歯科医に配布してくださったものです。

よって、歯科医師会に入会していない歯科医には配布されていません。入会していない歯科医に限った話ではありませんが、人は往々にして自分に課せられる義務には緩く自分の権利には厳しい傾向があります。今回の件は「不公平である」と言われかねないので、歯科医師会に入会していない歯科医にはマスクの提供を受けた事をなるべく伏せておいた方が無難と思われますので、その旨宜しくお願いいたします。

このマスクの性能

このマスクは3マイクロメートルの飛沫を99%以上濾過する能力を持っています。これは飛沫感染を防ぐに十分な性能ですが、飛沫が乾燥した飛沫核やウイルス単体は防ぐ事ができません。

おすすめの使い方

飛沫は2時間ほどで乾燥して飛沫核となる為、このマスクは長時間の着用には適していません。午前中に2~3枚、午後に2~3枚という風に短時間で交換する事をお勧めします。
もしもマスクの表面に新型コロナウイルスを含んだ飛沫が付着しており、2時間を越えてお使いになった場合、飛沫核がフィルターを通過してしまい感染するリスクが生じます。

もしも再利用をお考えなら

1日4~6枚ペースで消費すると、お送りしたマスクは1週間と少しで全て使い切ってしまう事になります。マスクの消費を抑える為に一度外したマスクの再利用をお考えならば、アルコール系消毒薬(エタノールやイソプロパノール)や塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム)を使用した消毒がマスクの劣化を少なく抑えらるはずです。しかし、お送りしたマスクは一回使い捨てを前提に造られており再利用を想定した試験を行っておりませんので、原則としてお勧めはできません。もしも再利用なさる際は自己責任でお願いいたします。

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