二重マスクの効果

二重マスクのウイルス濾過効果

マスクを二重にしている人をたまに見掛けます。ネットでもウイルスの濾過効果が高まるとか、いや逆効果だとか、色々な意見があります。

大体において、マスクの感染症予防効果は明確な裏付けが取れていません。これは推測ですが、「伝染病の感染というのは種々のファクターが絡み合って起こるので純粋にマスクの有無を実験で比較しにくい」という事なのだろうと受け取っています。つまり、「感染予防の効果があると言い切れる実験データが無い」という事から「感染予防の効果が無い」という意見があるんでしょうけど、本当は「感染予防の効果が無い」とは言い切れないんじゃないかと思うんですが、自分で色々な論文を調べたわけでは無いので、確かな事は言えません。でも言えるのはマスクの感染予防効果は明確な裏付けが取れていないらしいという事ですので、そもそもそんな立ち位置のマスクですから二重にしたらウイルス濾過効果が高まるか否かなんて分かるわけないだろうと思います。

VFE99%のマスクを二枚重ねたら、いかにも100%に限りなく近づきそうな気がしますが、その分呼吸抵抗が増して顔とマスクの隙間から出入りする空気が多くなりそうな気がします。
一方、スカスカなマスクをいくら重ねてもスカスカな距離が長くなるだけで、やっぱりスカスカな気がします。いずれも「気がします」止まりの話ですので何とも言えませんけど、直感的には感染予防という観点から言うと二枚重ねする意味が無さそうに思います。

ファンデーションが付く(らしい)

僕は男性なので考えた事が無く完全に盲点でしたが、女性の場合、マスクの内側にファンデが付くという問題が生じるようです。
いやマスクの内側に多少色が付いたって構わないじゃないのと思いますが、女性にとってはきっと大事な事なんでしょう。口紅が付いちゃう問題に関しては、口紅を塗らないという事で解決してるんでしょうか?だったらファンデーションだって塗らなきゃいいじゃないのと思いますが、そういうわけにもいかない事情があるんでしょうか。

女性の事情はなかなか複雑で想像も付きませんが、そのファンデーションが付くという話を聞いて、だったら二重にすりゃいいじゃん!と思い付いたわけです。
以降は濾過性能を向上させるという意味ではなく、ファンデーション対策もしくは快適性を求めてマスクを二重にする事を考えてみます。

いろんな二重マスク

昔のマスクで二重に

マスクを二重にするという事を考えたら、以前記事にした、昔買って使わずにいた「掃除の時のホコリ避け」ぐらいにしか危なくて使えないマスクがあったのを思い出しました。

昔のマスクを内側に仕込んでファンデーション対策とし、外側に貴重な高スペックのマスクを装着して二重マスクとして試してました。スペックが不明なだけでそれほどスカスカ感は無いだけに、二重にすると少々息苦しさがあります。きちんと実験したわけじゃありませんけど、呼吸抵抗が大きすぎて隙間がらプシュープシューと空気が漏れるわけでは無さそうなので、眼鏡の曇り具合がら推測しました。高スペック一重でも二重にしても、大きく息をすればどっちも同じように曇ります(笑)。

自作のマスクで二重に

スペック不明なマスクが大量に余っているという人は、そんなに多くないでしょう。だったら、ガーゼでも挟めばいいんじゃないの?と思いました。

「マスク不足なのでガーゼから自力でマスクを作る」などというチャレンジャーが多々いらっしゃるようで、中には作って売ってる方までいらっしゃるようです。
たぶんですけど、自衛策としては全くの無効で、感染者が飛沫を拡散しないという点では呼気の勢いを多少殺ぐでしょうから、少しは意味があるのかなとは思います。ただし、呼気の勢いを削ぐという事は呼吸抵抗が高いという事ですので、吸気もしづらい、つまり息苦しいんじゃないかと思いますがいかがでしょうか?

ガーゼでマスクを自作するのは無意味だと思いますが、高スペックマスクの内側にファンデーション対策で目の粗いガーゼを入れるのはありでしょう。ガーゼなら洗って何度でも使えます。
ガーゼをハサミで切って畳むだけだと使っているうちにクシャっとなっちゃうに決まってます。マスクの内側からクシャクシャに丸まったガーゼを取り出して皺を伸ばしてまたマスクに仕舞い込む女性の姿はあまり見たくない気がします。それに、特にファンデーションが付くのは鼻や口の前ではなくマスクの縁部分のようですので、ガーゼを仕込んだだけでは意味が無さそうです。

できればそこで自力でマスクを作れるクラフトの腕を発揮して高性能マスクの内側にピッタリ収まる、わざとスカスカ仕様のインナーマスクを作ったら良いんじゃないでしょうか。

ピッタマスクで二重に

ウイルスどころか飛沫も防げないピッタマスクですが、その着け心地は最高で、うっとりする程です。そのピッタマスクを内側に、VFEとかPFEが高確率のマスクを外側にして二重に付けます。内側のピッタマスクはパステルカラーとかグレーとかだと付いたファンデーションが目立たず好都合ですが、肝心なのは色よりも洗濯に耐える機能なので白でもOKです。
ピッタマスクは呼吸抵抗もダントツで低い、つまり呼吸しやすいので、二重にしても息苦しさが増すような事にはなりません。

飛び交う飛沫は外側の目の細かいマスクでブロックして、ファンデーションはピッタマスクに付ければ怖いものなしですね?

ピッタマスクと目の細かいプリーツマスクはあまりにも形が違いすぎるので、あたかもローライズのジーンズからはみ出たTバックの紐のような按配の格好の悪さというか、はしたなさがあるのでないかと思って、自分で実験してみました。・・・いや、実験はローライズの方ではなくマスクの方です。結果はそんなにはみ出ませんでした
大きくはみ出た場合、高スペックマスクと顔がピッタマスクの厚み分だけフィットしてない事になりますので、隙間から大量に空気が出入りするという問題が生じそうですが、大丈夫でした。
もちろん、僕が何となくそう思っただけなので確実な話ではありませんが、元から感染予防に対する効果の有無がはっきりしないという立ち位置のマスクですので、僕がこれ以上調べたって分かるはずがありません。

外側の高性能マスクは消毒用アルコール、もしくは次亜塩素酸ナトリウム水溶液で何度か再生して利用し、ファンデーションの付いた内側のマスクは捨てたり(昔のマスク)洗って(ピッタマスクやガーゼマスク)何度も使えば、快適なマスク生活が送れるんじゃないでしょうか。

マスクを消毒する件について詳しくは、以下をご参照下さい。

次亜塩素酸ナトリウムで消毒
新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス等の消毒には70%エタノールか0.1%次亜塩素酸ナトリウムが推奨されています。0.1%次亜塩素酸ナトリウム水溶液って、どうやって作ったら良いのでしょうか?
消毒用エタノールについて
消毒用エタノールがドラッグストアの棚から消えています。消毒用エタノール、消毒用エタノールIP、無水エタノールと似たような商品がありますが、どこがどう違うのでしょうか?
新型コロナウイルスとマスク <まとめ>
一日の約1/3をマスクをして過ごしている歯医者の僕が、新型コロナウイルス予防を前提にマスクについて考えてみました。同じテーマでいくつも書いた記事をまとめ、新たな情報も入れてアップデートしました。

二重マスクに関するまとめ

  1. そもそもマスクの感染予防効果は明確な裏付けが取れていないらしいので、二重にする意味があるか否かについて議論してもはじまらない。
  2. 高スペックだけでも内側にスペック不明のマスクをしても息の漏れ方は同じようなもん。
  3. 高性能マスクの内側にピッタマスクをしても、恥ずかしいほどのはみ出方ではなかった。
  4. 高性能マスクの内側にインナーマスクを装着すればファンデーション対策をしつつ高性能マスクを使い回すことが可能。

以下、型紙作りにお役立て下さい。
ほぼピッタ・トレースデータ:
hobopitta.pdf hobopitta.jpg

(余談)
先日ドラッグストアで見た、『のどぬ~るマスク』を二箱レジに置いた女性が店員から「お一人様一点まででお願いします」と言われて一箱取り上げられてる姿に、哀愁を感じました。

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