フェイスシールド

今回の新型コロナウイルス感染防止の措置として、うちでも通常の診療にフェイスシールドを取り入れるようになりましたが、医療関係以外の方にも感染防護具として注目されているようです。

フェイスシールド

フェイスシールドとは

顔の前に透明なプラスチック板を固定して感染性の液体から顔面を守る目的で装着する防護具です。

歯科においては、熱の発生を抑え切削粉を洗い流す目的で水をスプレーしながら歯を削ったり、歯石を取ったりしますので、発生する飛沫を浴びる可能性が高く、その飛沫は血液や唾液や歯垢や歯石という感染性の物質を含む為、こんな時期はもちろんですが、できれば平時でも防護具を使って浴びるのを避けたいものです。

フェイスシールドのポジション

フェイスシールドはタイプによっても異なりますが、僕たちが日常的に使えるような簡易的なものは、たいてい密閉性がありません。上部や側部や下部にあからさまな隙間が開いています。つまり、空気感染しないような現場で飛沫の直撃を避けるという事に特化しています。

密閉性ならばマスクやゴーグルの方がよっぽど優れています。なのでフェイスシールドの立ち位置はとても微妙で、感染防御の効果を考えると密閉性の良いマスクと密閉性の良いゴーグルと密閉性の良いフードにはとても敵いません。

僕なんかはメガネとマスクで診療して、昼休にザブザブと顔を洗えばマスクやメガネからはみ出て汚染された顔の部分も瞬く間に清潔にできますが、女性の場合はお化粧がありますので、そうそう気軽に洗顔できるものでは無いでしょう。そんな場合にフェイスシールドは役立つんじゃないでしょうか。

簡単に装着できて広範囲に飛沫の直撃を避け、相手に飛沫を直撃させず、表情を相手に伝えやすいという点がフェイスシールドの優れた点でしょう。

歯科の治療ではエアロゾルの発生が考えられます。もちろん、換気扇をぶん回して空気の流れを作ってエアロゾルが発生しても直ちに排出できるようにしてはいますが、フェイスシールドだけだと隙間から入って来た細かい飛沫を吸い込んでしまいますのでマスクの併用は必須です。

しかし、使用環境によっては直接飛沫だけを防ぐ目的でマスク無しでのフェイスシールド着用もありでしょう。最近は手話で通訳をなさる方がフェイスシールドをしているのをよく見ます。これはマスクと併用しない良い例でしょう。

久し振りに営業を再開した大手百貨店のお姉さん達がフェイスシールドにマスク姿でお客さんを出迎えている姿がテレビで紹介されていましたが、感染リスクと営業効果を考えると、ここはマスクせずにフェイスシールドじゃないのかな?と思いました。

フェイスシールド飲み会

アフターコロナの新しい生活様式として、フェイスシールドを装着して飲み会を行う光景が紹介されていましたが、結果として飲みにくい食いにくいムレるなどの欠点があるようで、こりゃいい!という話では無いようです。飲みやすく食いやすいフェイスシールドが開発されるのかもしれませんので今後に期待というところでしょうか。

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