新型コロナでグローブ品切れ

グローブ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、僕が常々苦々しく思っている事が3つあります。

  1. 医療用グローブの品切れ
  2. 手作りマスクの無責任な推奨
  3. 消毒薬入手困難とのぼやき

今回はそのうちの一つ、医療用グローブの品切れについてお話しします。

医療用グローブが品切れ

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクや消毒用エタノールに続いて医療用のグローブの品切れが起こっています。
始めは歯科材料屋さんのネットショップで数量制限が掛かっていました。うちの在庫が少なくなっていたので、急いで数ヶ月保つ程度の数を買いましたので、困ってはいません。
僕は困ってませんけど、マスクや消毒用エタノールが不足して困ってる歯医者さんは、どうせのんびりしていてグローブだって買いそびれてるに決まってますので、きっと困ってるでしょう。

何で医療用グローブが品切れなのか?

僕が直接調べたわけじゃないですけど、新型コロナウイルスの感染対策として、例えば電車の吊り革やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタンを直接触りたくないからグローブを付けるという事のようです。
吊り革を掴んだグローブは玄関前で脱ぎ捨てるっていうような使い方らしいです。
手、洗ってくれよと思います。

グローブで感染防止

歯科においてグローブは、他の記事にも書きましたが、患者さんの持ってる伝染性の病気を歯科医が貰わないように装着するものです。
手に傷が無ければ唾液や血液に触れたぐらいでは感染は起こりません。しかし、気付かないぐらいの小さな傷やささくれがあるかもしれず、歯科医は触れるなんてもんじゃなく、唾液や血液の中にどっぷりと指を突っ込みます。
なので、どうしても感染してしまうリスクが大きいので、主に肝炎対策としてグローブをするようになりました。
「患者さんを不潔なものとして扱うのは失礼に当たる気がする」という心理が歯科医の中でグローブの装着がスタンダードになるのに時間が掛かった一因でしたが、ほぼ全ての歯科医がグローブをするようになった現在、患者さん側の「歯医者がグローブしてる方が清潔に感じる」という勘違いのお陰で僕たち歯医者は患者さんをエンガチョ扱いしている後ろめたさから解放されています。

そんな自分の身を守る為にグローブをしている歯医者ですので、同じように吊り革を掴むのにグローブを装着したいという気持ちはわかります。わかりますが、歯医者と違ってどっぷり手や指を突っ込むわけじゃありませんので、新型コロナウイルスに手から感染するリスクは限りなく小さいでしょう。

一方、手からの新型コロナウイルス感染を恐れているわけじゃなく、汚染された手を洗ったり消毒する機会が無い場合にグローブを脱ぎ捨てれば良いという理屈もあるでしょうが、今の所、消毒薬の入手は容易ですので、グローブで汚染を免れなければいけないシチュエーションはあまり思い付きません。

イソプロパノールを買ってみました
歯医者は消毒用エタノールを毎日使う仕事です。ここのところ、どこへ行っても消毒用エタノールが欠品しているので、消毒用にイソプロパノール製品を買ってみました。

もちろん、症状の軽い感染者を自宅で看護なさっている方がグローブするのに文句は全くありません。「新型コロナウイルスがいるかも知れない吊り革」と違って「新型コロナウイルスがいるに違いない物」に触れなければならず、絶えず消毒薬を扱う必要もありますので、グローブは必須でしょう。

手指の汚染で気を付けなければいけないこと

電車の吊り革やエレベーターのボタン等の新型コロナウイルスが手指から感染する事は無いと考えて構わないでしょう。むしろ、汚染された手指で目・鼻・口に触れる事によって感染するのを防ぐ事が大切で、それはグローブの有無とは別の話です。

・・・というか、マスクも消毒用品もグローブも医療や介護で必要な人の元に必要な量が届くよう願っています。

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