ホームホワイトニング体験談

ホームホワイトニング

ホームホワイトニング体験談

もう20年近く前の話ですが、ホームホワイトニングを試してみました。ホワイトニングに限らず、僕は新しい治療法を覚えると、まず自分で試してみます。
と言っても、試せる事と試せない事がありますが、ホワイトニングやレーザー治療やスリープスプリントや知覚過敏処置などは、ラクラク自分に試す事ができる部類の治療法です。
その頃と比べ薬剤は進歩しましたが基本的な方法は変わっていないので、これからホームホワイトニングをやってみようかしらと検討なさってる方には参考にしていただけると思います。

ナイトホワイトという「つけたまま寝るのか?」と思われるようなホワイトニング剤を使ったホームホワイトニングの使い方のセミナーを受けたので、早速、自分に適用してみました。
ちなみに、海外ではホワイトニング剤を適用したまま就寝するという事があるようですが、臨床試験がそのような形で行われていないので、日本でそういう使い方は認められていません。

ホームホワイトニング体験談を語る前に

状況説明から。
ホームホワイトニングをやってみようと思ってる僕は、以下のような特徴を持っています。

  1. 熱烈に歯を白くしたいと思っているわけではない
  2. ずぼらである
  3. たばこが大好き(1日2箱)
  4. コーヒー大好き
  5. 週一回はカレーを食いたい

もう、これだけで上手くいくとは思えませんね?

ホームホワイトニング準備

一般の方が知る必要のある内容ではありません。あのマウスピースみたいなのどうやって作ってるんだろ?と思ってらっしゃらない方は飛ばしてお読みください。

印象採得

ホームホワイトニングは歯医者でホワイトニング剤を入れて歯に適用する為の、薄いマウスピースのようなトレーと呼ばれるものを作らなければいけません。
自分で型を採る(=印象採得)のはラクラクできますが、嘔吐反射はやっぱり出ます。うぉえっ!と言いながら流しで下を向きながら口の中に溢れてくる唾液をダラダラ流しながら型を採る材料が硬化するのを待ちます。

石膏注入

ちゅっぽん!と口の中から歯型を取り出して、バイブレーター上で石膏を注ぎます。バイブレーターは、水を入れて練った石膏に振動を与えて気泡を抜く目的と、振動による液状化で型に流し込みやすくする目的で使っています。

模型完成

今後の工程を考えて、精度の高いトレーを作るために少々模型の形を整えます。一般的な模型とは少し仕上がりの形が違います。

トレー作成

バキュームフォーマーという、上からヒーターで温めて軟化したシートを模型に被せ、下から空気を吸引してピタッ!と模型にシートを張り付ける機械を使って、トレーを作ります。
シートが冷えたら模型から剥がしてハサミで切って形を整えます。

ホームホワイトニング体験実施

上下別々にやろう

ホワイトニングは上下別々に行うように推奨されています。
それは、比較対象があった方が効果を実感しやすいからです。上下同時にドーン!とやっちゃった場合、元の色なんていつまでも覚えておける筈がないので、どのぐらい白くなったが分からなくなっちゃうんですね。元の歯の色を色見本と照らし合わせて記録はしておきますが、元の色はこれだったんですよと言われても、「へぇ。」としか思いません。
例えば上の歯を白くするとして、元は下の歯と同じ色ですから、一目瞭然、感動も一入ですね?人によっては上下同時にやっちゃうと「白くなってねーじゃん!」とかいう話になる場合もあるらしく、原則として上の歯を先に白くして、その後白くなった上の歯に色を近付けるように下の歯を白くするという形を取ります。

2時間はきつい

一日2時間×2週間が目安です。というか、臨床試験をそれでパスしてるので、それが目安になっているわけです。
もっと長く適用するのは患者さんの勝手で、自宅でやってる患者さんのコントロールを歯科医はできませんので、3時間4時間やる場合もあるのかもしれませんが、2時間で十分にきついです。
当時のホワイトニング剤はpHが中性に調整されておらず、ホワイトニング中は着色性飲食物を摂取しないよう指導されていました。着色性飲食物ってのは何かと言うと、カレーとかコーヒーとかワインとかです。日本茶すら着色する飲み物と考えられ、ハーブティーが着色しない飲み物として推奨されていました。

ホームホワイトニング実施中の水分補給はストローでチューチューです。
糖が入った飲み物の場合、普通に飲んじゃうとトレーと歯の隙間に入る可能性があります。もし隙間に入ったとして、それが2時間作用するとなると、むし歯が心配です。それが1回だったら無視できるかもしれませんが、例えば2週間繰り返すと脱灰が進むでしょう。

問題は喫煙です。一日2箱って事は睡眠時間を仮に8時間とすると、16時間で40本のたばこを吸う計算となります。平均するとホームホワイトニング実施2時間中に5本吸わなくちゃいけないわけです。
ヤニがべったりと付くたばこは飲食物には分類されないものの、着色するものの代表格です。そもそもたばこ吸ってる奴がホワイトニングなんかする資格ないよと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、これはあくまでも仕事の一環で、僕が歯を白くしたわけじゃないんです。

注:現在のホワイトニング剤の中でpHが中性のものは飲食に制限がありません

2週間は長い

きつい2時間を2週間続けるってのは、よほどの情熱が無ければ無理だと、情熱の無い僕は思いました。

今は効果の高いホームホワイトニング剤のパワフルバージョンがありますので、1週間で2週間分の白さ、2週間やりゃ更に白くなるらしいです。

結果

報告できるのは、情熱の無い僕は続けられませんでしたという使用感だけで、数日で放り投げちゃいましたので効果なんてありません。んー、その気で見ると白くなったのかなー?なってないのかなー?やっぱ変わってない気がするなーって感じですね。

その当時は、ホワイトニングが今ほど盛んではありませんでした。今じゃテレビに出てる人の中でホワイトニングしてなさそうな人を探すのに苦労するほどで、見る側としても出演者が黄色っぽい歯で笑ってるのを見ると「ホワイトニングした方がいいのにな〜」なんて思ってしまうほど当たり前になってしまいました。

当時のホワイトニング剤は酸性ゆえに知覚過敏が出るなどのトラブルがつきもので、「歯にダメージありません」とは決して言えないものでしたので、僕も患者さんには積極的に勧めていませんでした。僕の投げ出した経験を話して、よほど歯を白くしたいっていう情熱が無いと無理だよと説得したものです。歯医者の立場としたら、歯を傷付ける治療はあんまやりたくなかったので。
それでも、例えば自分の歯の色がコンプレックスで思い切り笑う事ができない人がホワイトニングを行なって明るく振る舞えるようになるならば、要するにメリットとデメリットを天秤計りに掛けてメリット側に傾くようなら、是非ともホワイトニングをやるべきだという程度のスタンスでいました。

既述の通り、今じゃホワイトニング剤も進化してますから、僕が説得しなきゃいけないようなデメリットは無いと言えます。それでも多分、トレーはめて2時間はなかなかだと思いますけど。

ホワイトニングとは
ホワイトニングとは何か?どんな方法があるのか?ホワイトニングにリスクはあるのか?にお答えします。
ホームホワイトニング
ホワイトニング剤開発者から仕入れた知識で、ホームホワイトニングについて知りたい事にお答えします。
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