飛沫感染とは

飛沫感染防止

今現在、うちには続々と近隣小中学校のインフルエンザによる学級閉鎖の情報が入って来ます。FAXで知らされる仕組みになっているのですが、スパムですか?と言いたくなるぐらい頻繁です。

別記事で書いた通り、インフルエンザウイルスとコロナウイルスは同程度の大きさで、感染経路もほぼ同じと考えられます。もちろん感染力や病原性は違うにしても、一般市民として気を付けなければいけない事は同様でしょう。
ここでは、インフルエンザウイルスやコロナウイルスの主な感染経路である飛沫感染を中心に身を守る為の方法を考えてみたいと思います。

飛沫感染とは

感染症の感染経路は母子感染と言われる垂直感染と周囲に広がる水平感染に大別されます。飛沫感染とは、この内の水平感染に属する感染経路の一種です。

水平感染

水平感染は、更に次の4つに分けられます。

接触感染

感染者や感染源に直接接触して感染するものを接触感染と呼びます。
とびひ、梅毒、淋病、破傷風などがこれに当たります。

飛沫感染

感染者の咳やくしゃみ等で飛び出した病原体を含む飛沫が鼻腔や口腔に入る事によって感染するものを飛沫感染と呼びます。
インフルエンザ、かぜ、百日咳、麻疹、おたふくかぜなどがこれに当たります。

空気感染

空気中を漂う、飛沫が乾燥した飛沫核と呼ばれる病原体を含む小さな粒子を吸い込む事によって感染するものを空気感染と呼びます。
結核、水痘、麻疹の3つだけです。

媒介物感染

病原体に汚染された水や食品、血液、昆虫などを介して感染する物を媒介物感染と呼びます。
コレラ、赤痢、肝炎、マラリア、ポリオなどがこれに当たります。

飛沫感染の飛沫はどんなもの?

咳、くしゃみ、会話によって飛んだ病原体を含む水滴が飛沫で、直径は0.005ミリ=5マイクロメートル(μm)以上です。
これが一般的には最長1メートル飛ぶとされていますが、2メートル飛ぶ、4メートル、いやもっと、と様々な意見があるようです。僕がテレビで見た実験によれば、えっ!そんなに?と驚くほど飛んでいたと思います。
そして、くしゃみでは1回あたり約4万個の飛沫が飛び、咳では1回あたり約3000個5分間話すだけでも約3000個が飛ぶとされています。
いずれにせよ「飛ぶ」と分かっている以上、他人に感染させぬよう、また、感染者か非感染者でかは他人から見たら区別がつかないわけですので、他人に不快感を与えぬよう、咳やくしゃみをする際は最低でも手で押さえる程度のマナーは必要でしょう。

非感染者としては感染者に「外出してくれるな」と思いますが、そうもいかない事情があるでしょうから、感染者側の予防策としてはマスクがファーストチョイスとなります。
このマスクについては別記事にも書きましたが、5マイクロメートルを通さない規格のものである必要があります。一般的に言うと、マスクはスカスカの方が呼吸抵抗が少なく息をしやすく、目が詰まっているほど呼吸抵抗が高くなる、要するに空気の通りが悪くなる傾向にある筈です。
僕は一日の約1/3をマスクで過ごす仕事をしていますので、当然、マスクをしたまま咳やくしゃみをした経験があります。別記事にも書いた通り、僕の日常的に使っているマスクは不織布でできておりBFE95%以上とかBFE99%以上のマスクで空気の通りは悪い方です。これを着けたまま盛大にくしゃみをするとマスクの中の気圧が高まって、マスクがバフッ!と浮きます。浮くことによって高圧の空気はマスクの両脇および上下から噴出する事となります。この噴出した空気には飛沫は含まれないのでしょうか?いや、含まれない筈はありませんよね?真っ直ぐ飛んだ飛沫の大半はマスクに付着して内部をびしょびしょにするとしても、いくらかの飛沫は気流に乗って上下左右に噴出している筈です。

マスクをしている感染者とおぼしき人物の横に立ってはいけない

という事ですよね?
くしゃみの勢いはマスクによってかなり殺がれるとしても、すぐ隣はマズイですよね?

何にせよ、飛沫感染から身を守る為には、感染者の自主性に頼っていてはいけないという事です。自らマスクを着用して身を守りましょう。
どんなマスクが良いのかは、下記の記事を参考になさって下さい。

飛沫感染の他に気を付けること

例えばインフルエンザは飛沫感染と接触感染で伝染すると考えられています。今話題のコロナウイルスの感染も同様だと考えられますので、飛沫感染の他には何に気を付けたら良いのでしょう?

咳やくしゃみをする際は最低でも手で押さえる程度のマナーは必要と先ほど偉そうに言いましたが、実は手で押さえるという事こそ密かに感染が広がる一因となっているのです。
咳はそれほどでもないにせよ、くしゃみはもう、自分でコントロールができない程の勢いです。唾やら痰やら何もかもが噴出するのを手で受け止めると、当然、手にはべっとりと飛沫どころでない粘液が付着する事となります。
例えば電車内で咳やくしゃみをした感染者は、その後その手をどうするでしょうか。

  1. そのまま手摺や吊革につかまる
  2. ハンカチやズボンで擦り取って手摺や吊革につかまる
  3. 感染物質が付着した手でどこも触らないよう気を付ける

3である筈がありませんよね?

付着したインフルエンザウイルスは、凹凸面で8~12時間、平滑面で24~48時間感染力を保つらしいです。
上記1にしろ2にしろ、手摺や吊革はツルツルの平滑面と考えられますので24~48時間誰も触ってはいけない状態になりますが、目の前で咳をされれば顔を背けますけど、吊革に付いた病原体なんか見えませんからね、咳やくしゃみよりもよっぽど危ない。

ちなみに、毛糸の手袋をした手で吊革につかまったとします。
平滑面に付着したばかりの新鮮で元気の良いインフルエンザウイルスであれば24~48時間感染力を保ちますが、毛糸の手袋の凹凸面に移動しますので8~12時間。毛糸の手袋表面には8~12時間感染力のあるインフルエンザウイルスが付いたままになるという事です。

たまに地下鉄に乗る事がありますが、過去に2回、手摺につかまったらヌルッ!としてた事があります。

結論

ダラダラ書いちゃいましたので、まとめます。

  1. マスクで飛沫感染から身を守れ!
  2. 電車ではどこにも触るな!
  3. 怪しい奴の横に立つな!

ちなみに、僕は電車を滅多に利用せず、人混みも嫌いなので、インフルエンザには罹りません。
仕事でもマスクは着用し、頻繁に手洗いをしています。あと、外出から戻ったらうがいしてますし。

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