外出時の感染予防

 

消毒用アルコールスプレー

昨日、1時間ほど電車に乗って外出しました。その際に気付いた事について報告しようと思います。

感染予防の装備

「感染予防の装備」とか言うと物々しい感じですが、たいしたものではありません。

マスク

この時期流行しているインフルエンザウイルスと話題になっているコロナウイルスを対象に考えたスペックのマスクです。
マスクにはスペックによって使い道を分けて考える必要があります。埃避け、花粉症対策、ウイルス性疾患対策などです。
今回使用したのは、もうすっかり馴染みになった規格、BFEとPFEとVFEが高いパーセンテージの品物です。

BFE、PFE、VFEについて詳しくは下記をご参照下さい。

新型コロナウイルスとマスク
新型コロナウイルスによる新型肺炎の発生が報告されています。一日の約1/3をマスクをして過ごしている歯医者の僕が、新型コロナウイルス予防を前提にマスクについて考えてみました。
新型コロナウイルスとマスク-2
中国武漢市の新型コロナウイルスの騒ぎで、巷からマスクが消えつつあります。そんな中、新型肺炎予防を目的としたマスクの基準について考えてみました。ちなみに、偶然入手したマスクが秀逸で驚いています。

マスク着用が感染を予防できるか否かについては、色々意見があるのは承知していますが、ここでは「予防効果あり」として話を進めていきます。

メガネ

目の粘膜からの感染に対しては、メガネの着用が有効です。
僕は普段は裸眼で過ごし、細かい作業の時や読書などの時は老眼鏡を掛けます。ですが、UVカット用の素通しメガネも持っているので、これを掛けました。
インフルエンザウイルスは株によっては目からも感染するようで、コロナウイルスも目から感染します。飛沫が飛んで目に入るのも防げますし、ウイルスが付着したものを触った手で目元に触れるのを防ぐ事ができます。
サイドも覆っている感染防止用ゴーグルや花粉症用のゴーグルの方が安心なんでしょうけど、流石に今の段階ではそれは大げさに思えますので、ごく普通の素通しのメガネです。

消毒用アルコール・スプレー

仕事柄、身の回りに消毒用アルコールがゴロゴロしています。大体80%ぐらいのアルコール濃度のもので、インフルエンザウイルスにもコロナウイルスにも十分に効果があります。
インフルエンザウイルスもコロナウイルスもエンベロープと呼ばれる大部分脂質からできた膜によって覆われており、アルコールはエンベロープを破壊してウイルスを不活化する事ができます。

アルコールは100%ではほとんど消毒力を持たず、濃度が60%~95%の範囲で高い消毒力を発揮します。なので、消毒目的でアルコールを買う場合には無水エタノールではなく消毒用エタノールを買うべきです。メーカーによって価格が違い、300円程度のものから1000円を超えるものまで、幅がありますが効果は変わらないと思います。
これを百均で買ったスプレーボトルに入れて持ち歩きます。

僕はアルコールにアレルギーがあります。掌であれば大丈夫ですが、肘の裏側あたりにアルコールが付くと赤く腫れます。手指の消毒を行う際は、念のためにアナフィラキシー治療補助剤であるエピペンを手の届く所に用意するなどの用心が必要です。

乗車時および降車後の感染予防

飛沫感染予防

ゴーグルとマスクでまず間違いないわけですが、各所で良く言われているように、以下の事が大切です。

飛沫感染については、下の記事を参考になさって下さい。

飛沫感染とは
この季節、うちの医院には学級閉鎖の情報が続々と入って来ます。今回は、インフルエンザウイルスやコロナウイルスの主な感染経路である飛沫感染を中心に身を守る為の方法を考えてみました。

マスクと顔の間に隙間を作らない

装着時の手順は以下の通りです。

  1. マスクを半分に折りたたんでノーズフィットワイヤーを真ん中から曲げます
  2. 鼻の上部にノーズフィットワイヤーの曲がった部分を押し当てて顔に密着するようにしながら耳ひもを装着します
  3. マスクの下を持って折りたたまれているマスクを開くように引き下げて顎の下まで覆います

ノーズフィットワイヤーの曲げ方を急角度にすると鼻の上に隙間が空いてしまうので、ほどほどになるように注意しましょう。
良く、プリーツマスクを平らなままで装着している人を見ますが、上下左右に隙間がありまくりですので、ウイルスからの防護効果は低いと思われます。また、息苦しいんでしょうけど、鼻を出している人も良く見掛けます。これもマスクする意味がありませんよね。

一日の1/3をマスクで過ごしている僕なんかは、マスクしてるのを忘れるほど慣れてしまってますが、マスクが鬱陶しく息苦しいのは理解できます。しかし、せっかく使うなら効果的な正しい装着を行うべきでしょう。

マスクを外す時は汚染されている場所を触らない

マスクの外側全面に飛沫やらなんやら、たっぷりベットリ付着しているに決まっていますので、マスクを外す時はここを触らずに外した方が安全です。耳ひもを持って外すというのが推奨されていますが、その後すぐ手を洗うんであれば、どこを掴んで外そうが全く問題はありません。
逆に汚染された手でマスクを外さなければいけない時は、耳ひも掴もうとして顔の側面に触れて汚染を広げるような事はせずに、マスクの全面中央を堂々とつまんで外すべきでしょう。
極論を言えば、汚い所に触らないという事よりも、どこが汚染されている可能性が高いのか、自分の手は現在清潔なのかどうか、を常に把握しておくことが肝要です。

接触感染予防

左右どちらかの手は犠牲にすべし

つり革や手すりが汚染されている可能性がありますので、なるべくだったら触りたくありませんよね?別記事でも書きましたが、昔、手すりを触ったらヌルヌルしていた事が2度あります。今思い出しただけでも不潔に身が震えます。

多少のヨロつきが許されるぐらいに車内が空いていて、かつ、どこにも触らずに揺れる電車で態勢を崩さずに立っていられる自信がある人は、手の清潔を死守するのもアリでしょうけど、そうでない方は危ないですし他の方の迷惑になりかねませんので、左右どちらかの手の清潔は諦めてつり革につかまりましょう。この場合、右なら徹底して右、左なら徹底して左と、犠牲にする手を決めるのが良いでしょう。左右共にエンガチョになっちゃったら、その後どうにもならなくなります。片手の清潔が守られていれば、この後に続く消毒の操作が容易に行えます。

犠牲にした手の消毒

片手を犠牲にしたら、もう、早く消毒したくて消毒したくて堪らなくなりますよね?でも、電車内での消毒は神経質な変人に思われますので止めておきましょう。電車内では、接触感染なんて全然平気!気にしてないよ!的な度量の大きさをアピールしましょう。
電車内では、消毒したい心をぐっと抑え、清潔な方の手で消毒用アルコール・スプレーを握り締めるにとどめましょう。
注:犠牲にする手はアルコール・スプレーが入っているポケットと反対側の手をお勧めします。じゃないと、アルコール・スプレーを取り出す時に変な恰好をしなければいけなくなります。

駅の人込みを外れた柱の陰あたりか、エスカレーター上で、汚染された手がびしょびしょになるぐらい消毒用アルコール・スプレーでしゅっしゅ吹き付けましょう。この時、清潔な手を温存しておきたい気持ちはわかりますが、両手で揉み込むようにした方が消毒が確実になります。清潔な手も消毒用アルコールの力で清潔なまままですので、躊躇せずに揉み込んで指と指の間にも、皺の中にも、消毒用アルコールを行き渡らせましょう。

アルコールは手の油分を奪いますので、適当なタイミングで手の保湿を心掛けましょう。

帰宅後の除染

除染なんて大げさですね、すいません。
家に帰ったら、手を洗った後、うがいをしましょう。可能であれば、顔も洗った方が無難です。
マスクからはみ出ている部分が飛沫で汚染されている可能性があります。
汚染された手でどこかに触ったならば、その触った場所を消毒用アルコールか、0.1%次亜塩素酸ナトリウムで消毒をしましょう。メガネの表側も消毒が必要です。汚染された場所や素材によってどちらを使うか選んで下さい。

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