イソプロパノールを買ってみました

イソプロパノールを買ってみました

消毒用エタノールを毎日使う仕事ですので、消毒用エタノールはある程度ストックしてあります。しかし、この品薄状態に危惧は抱いているわけで、しかも身内に配ったりもしているので、このまま品薄なのはちょっと困ると思ってイソプロパノールを使った製品に手を出しました。
・・・手を出したと言うと危ない薬剤のように聞こえますが、そんな事はありません。一般的に医療現場で用いられているものですが、うちとしては、消毒用エタノールが普通に流通している時には消毒用エタノールの使用を優先していたというだけの事です。

イソプロパノールとは

第二級アルコールの一種で、医療機関ではエタノールと共に消毒用として使われている他、工業原料や有機溶剤、燃料用の水抜き剤として広く使われています。
エタノールと比較すると、酒税が掛からないので安価ですが、アデノウイルスやノロウイルスなどに対する効果は劣っていたり、脱脂作用が強かったり、毒性がエタノールの約2倍だったりするので、手指の消毒薬としてはエタノールを選ぶべきと言われています。
もっとも、毒性と言っても飲んだら死ぬ量で、エタノールが250~500mLとした場合イソプロパノールは120~240mLという事で、飲んだり、大量に吸い込んだり、大量に浴びるような極端な使い方をしなければ大丈夫。
そして、コロナウイルスやインフルエンザウイルス等のエンベロープを持つウイルスに対しては同程度の時間で不活性化できます

イソプロパノールの濃度

何の為に使うのかによって必要な濃度が変わります。

50%と70%を比較した場合、50%では院内感染の代表的な病因菌であるMRSAの殺菌には長時間掛かる報告もあるらしいので一般的な消毒を考えた場合は70%にすべきでしょうけど、今回のような新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスを対象に汚染された場所を広範囲に消毒するというような用途を考えた場合は50%と70%で不活性化にかかる時間が変わらない為、50%で使って構わないと思います。

一方、診療で使っている消毒用エタノールに置き換えて使う場合は、70%で使うべきでしょう。

イソプロパノールの使い方

ネットショップでは消毒用エタノールや無水エタノールは見事に欠品か、怒りを感じる価格で販売されてるかのどちらかですが、イソプロパノールについては品薄になりつつもまだ在庫があるようです。そこで、必要な濃度に調整済みのイソプロパノールを不織布にしみ込ませた商品と、消毒用としては希釈して使わなければいけない99%のボトルを早速注文しました。

ガーゼにしみ込ませたイソプロパノール

ガーゼ

普段、消毒用エタノールはガーゼにしみ込ませて密閉容器(タッパね)に入れておいて、治療中に小器具を拭いたりする時に使っています。今回買ったイソプロパノールを不織布にしみ込ませた製品は、それと同じ使い方ができるだけでなく、個別包装されているので外出先でちょいと拭いて消毒するのにピッタリです。
今迄は小さなスプレーボトルに入れて持ち歩き、必要な時に手やその他対象物にシュッ!と噴霧して消毒していました。実はこれだと、シュッ!とやる場所をわきまえないとエタノールの霧が飛び散ります。中には僕のようにアルコールにアレルギーを持つ人もいます。僕は多少なら問題ありませんが激烈な症状を呈する人もいるようなので、安易にそこらでプシュプシュするわけにはいきませんが、アルコールガーゼならば周りに迷惑を掛ける心配もありません。

※この記事を書いているうちに売り切れました

濃度99%の液状イソプロパノール

スプレーボトル

基本的に歯医者には元気な人しか来ません。インフルエンザでや新型肺炎でゴホゴホしてる人は治療には来ないという前提です。しかし、今回の新型コロナウイルスは無症状で感染するという例が報告されていますので、歯医者だってうかうかしていられません。

今週半ばになって一気に世間が慌ただしくなってきました。いよいよ感染が拡大しそうな勢いですので、歯医者であっても患者さんが触れた場所を消毒して回らなければいけなくなる事態も考えて置かなければいけません。他の記事でも書いた通り、歯医者の治療の性質上飛沫が飛びまくっていますので、消毒し出すとキリがありませんけど、少なくとも患者さんが触りそうな個所は消毒を行って院内感染を防がなければいけません。

そんな用途には前述の通り50%に希釈したイソプロパノールが頼りになります。スプレー容器に入れてプシュプシュかけて拭くという使い方になるでしょう。

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