マスクの再利用について考えてみた

マスク

マスクの再利用

新型コロナウイルスの騒ぎで相変わらずマスクが入手困難です。
そんな中、僕はマスクの再利用には肯定的です。

たぶんそれは、今現在、周囲にワサワサ感染者がいるという状況じゃないので油断しているという事かもしれません。
イザとなったら、びびって一日何枚も替えてしまうかもしれません。

マスクの消費枚数を多くしたって、もう少ししたら正常な供給に戻るかもしれません。でも、万が一マスクの残り枚数が心細くなったにもかかわらず供給が戻らない場合、それがイザという時と重なった場合、周囲に感染者がゴロゴロしている状態で残り少ないマスクを再利用して供給を待つのは嫌なので、今の内に節約しておくという小市民的な考えに辿り着くわけです。

僕の仕事は一日に何度もマスクを外しますので、外す度ににシュッ!とアルコール系消毒薬を噴霧しています。酔っぱらっちゃうので、アルコールが乾燥していない状態で再装着しないように気を付けています。
一日の診療が終わったら、塩素系消毒薬をミストが散らばらないように注意してシュッ!とやって翌日まで洗濯ハンガーに吊るして乾燥します。何の根拠もありませんけど、二日程度を目安に交換しています。

但し、静電フィルターを使っているマスクには、これを行っていません。
静電気って湿ると無くなってしまいそうなイメージで、呼気中の水分が問題無いならシュッ!とやっても問題無さそうに思いますが、シュッ!とやった途端に静電気が消えて飛沫スルーの状態になったら怖いので。
本当の所は全然分かりませんけど。

近所の内科の先生は、マスクの残りが50枚になったので、消毒用エタノールを吹き掛けて破れるまで使っているとおっしゃってました。流石にそりゃちょっと危険じゃないでしょうか?

マスクの予防効果

専門家の先生に言わせるとマスクには自衛としての予防効果が無いらしいです。

その意見は、マスクに感染を防ぐというエビデンス(科学的根拠)が無いという事から来ています。つまり、効かないというエビデンスあるから効かないと言っているわけではないらしく、それはなかなか飛躍した意見じゃないの?と僕は思っています。

使い捨てマスクの注意書き

大手メーカーの使い捨てマスクのパッケージには、濾過性能や素材と共に、何か問題が起きた時に責任逃れをするのに都合が良いような使用上の注意が記されている場合があります。

そこにちゃんと、マスクの着用方法や「一日一枚」と書いてあります。

穿った見方をすれば、記載されている使い方以外で事故が起きても責任は取りませんよという話に思えます。
実際、マスクメーカーに消毒して使い回しがアリかナシか聞いた記事を読みましたが、メーカーの返答は「使い捨てを前提に作っており、再利用の実験は行っていませんのでお勧めはできません(大意)」つまり再利用して性能が低下した結果感染が起きたとしても責任は取れませんという事でしょう。そりゃそうだろうと納得しちゃいそうですが、こっちが聞きたいのはそういう逃げの返答じゃありません。

大体さ、一日って何?
1.着けた時から24時間が一日
2.着けている時間の累計24時間が一日
3.0時から24時までが一日

その曖昧な一日を過ぎたら急激に性能が落ちて予防効果がゼロになるってわけじゃないでしょうから、「どんな状況でどのぐらい使ったらどうなる」っていう情報も教えて欲しいです。

そんなだから、「再利用OKというエビデンスが無いので再利用しちゃダメ」という、またまた飛躍した例の理屈を展開する専門家が現れるわけです。

コンポジットレジン

歯医者で虫歯を削った穴に詰める材料の一つにコンポジットレジンというものがあります。これを削った穴に直接詰めるわけじゃなく、歯の表面を前処理する必要がありますので、使用に耐えうる接着力を得る為には前処理の薬剤とコンポジットレジンの相性が重要になってきます。
いくつもの歯科器材メーカーが独自のコンポジットレジン修復システムを作って販売していますが、当然、自社の前処理剤と自社のコンポジットレジンの組み合わせて使って欲しいわけです。それ以外の組み合わせをした場合の責任は取れないというスタンスがほとんどで、他社の材料と組み合わせた場合のテストを行っていません。
しかし、コンポジットレジンの老舗K社は自社製品と他社製品を組み合わせた時のテストもきちんと行っており、直接問い合わせれば「使って大丈夫です」と太鼓判を押してくれます。
実はこれって感動モノの凄い事で、この経験があるから僕の中で老舗K社に寄せる信頼度はダントツです。次もここの会社の製品を使いたいと思えるわけです。

マスクについても、想定される使い方の幅を広げて色々テストした上で、ダメなものはダメ、良いものは良いと言い切ってくれると、メーカーに対する信頼度が増すんじゃないかと思うんですけど。

自作の布マスク

何のテストもパスできてないどころか、スカスカでパスできるのはウイルスのみなんていう気休めにもならないガーゼを使った自作マスクを着用するぐらいなら、少しぐらい性能が落ちたってマスクを繰り返し使っ方が良いんじゃないでしょうか。

スカスカのマスクをVFE%とかって謳って売ったら立派な犯罪なのは誰が見ても明らかですが、「本当はスカスカで何の気休めにもなりませんよ」って忠告しないで知識の無い人に売り付けるなんてのも、言い過ぎかも知れませんけど、犯罪に近いものがあると常々思っています。

・・・と思ってたら、政府が介護施設等に布マスクを配るらしいじゃないですか。大丈夫なの?

感染者がマスクをすべき?

「マスクは感染から身を守る効果が低く、感染者が他者に感染させぬようマスクをすべきである」旨の発言を感染症の専門家がテレビでしてました。WHOの偉い人も似たような事を話しているようです。そしてそれを小耳に挟んだ人が記事を書いてマスク不足の解消に役立つと思ってか世間に広めているようですが、この人達は本気なの?と思います。

無症状だったり症状が軽かったりする自覚が無い人がライブハウスやスポーツジムで感染を広げてるのに、何を言っとるかという感じです。自分が感染者だと分かった段階で「あ、マスクしよ」とかって言う間も無く既に他人にうつしてるわけです。ゲホゲホしてからマスクするんじゃ遅く、感染を自覚しないうちからマスクを着用しなければいけないので、結局はマスクが必要である事に変わりなく、マスク不足で不安に駆られる人々にとって何の慰めにもなりゃしないわけです。

百歩譲って「マスクは他者に感染させぬよう使うべきである」という理屈が本当であっても、僕も含め一般人は自分の事しか考えやしませんから、便宜的に「マスクをしたら新型コロナウイルス感染を予防できる」とすればみんな自衛の為にマスクをしますので、結果的に自覚のない感染者にマスクさせて感染の拡大を防ぐのに役立つはずです。

つまり、どっちに転んでもマスクは必要なので、少しぐらい性能が落ちたってマスクを繰り返し使っ方が良いんじゃないでしょうか。

結論

マスク不足の今、マスクについて最もやんなきゃいけない事は、マスクの増産や布マスクの配布じゃなく、不織布の医療用マスクの再利用について検証を行う事。洗った場合やアルコール系の消毒薬や塩素系の消毒薬を使った場合の性能変化をきちんとテストしてエビデンスを作ることだと思います。
今まで一回こっきりの使い捨てと思ってたマスクが例えば二回使えるようになったら、世間に出回っているマスクの数が一瞬で二倍になります。

その上で「新型コロナウイルス感染からの自衛的な予防にマスクは効果アリ」と謳っても良いですし「国民全員マスクせよ」と命令しても良いですから、そうすれば無症状の無自覚感染者もマスクしますので感染拡大の防止策になるでしょう。

もちろん感染予防に対してマスクだけでどうなるもんでもない事は承知していますが、今回はマスク中心に考えてみましたので、このような話になりました。

以下、マスク再利用のついて最新の記事です。

マスク再利用の現状
新型コロナウイルスの感染症が発生して真先に品切れになったマスクについて、少し状況が変わりましたので、現状に合わせた考えを述べてみました。
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