マスク不足でも毎日マスクを交換するのか?

古いマスク

マスク不足

新型コロナウイルスによる新型肺炎発生のニュース後、あっという間にマスクが売り切れてしまってマスク不足となりましたね。
僕んとこは歯科ですから、ちっとも対・新型コロナウイルスの最前線じゃありませんのでマスクをストックする資格は無いのかもしれませんが、それでもマスクしないで診療すると患者さんも気まずいでしょうし、僕としても気まずいので、マスクは大切です。なので、ニュースが入った当日にマスクを発注し翌日には何箱か入手しました。薬局を覗いた時はまだマスクが売っていたので普通サイズと小さめサイズを一箱ずつ買っておきました。
そんなわけで、幸いにも今の所マスクが不足する心配はありません。

しかし、これをご覧の方の中には、「気が付いたら街中のマスクが消えていた」という方もいらっしゃるでしょう。家に全くマスクが無い人はいないと思いますが、毎日マスクを取り換えるほど潤沢にストックしている人も少ないでしょう。
うちみたいに職業的な理由だったり花粉症だったりでマスクが手放せない人ならば結果的にマスクが余っても「いずれ使うからいいや」と思いますけど、一般的な人は過剰な在庫を抱えてもどうしようもないので、必要な時に必要な分だけ買うという日常でしょうから、それも仕方無いと思います。

そこで、ほんとに毎日マスク取り換えなくちゃいかんのか?という事を考えてみました。
あくまでもマスク素人の僕が勝手に考えてるだけなので、見落としや間違いが無い筈がありません。よって、あくまでもネタと考えて鵜呑みにしないようお願いします。

マスクの性能の規格おさらい

あらかじめ単位を揃えないと色々面倒なので、ここで揃えておきましょう。ここでは、マイクロメートルを使って比較していきます。

  • 1000分の1m=1mm (ミリ メートル)
  • 1000分の1mm=1μm (マイクロ メートル)
  • 1000分の1μm=1nm (ナノ メートル)
  • 1000分の1nm=1pm (ピコ メートル)

BFE

3マイクロメートルの細菌濾過率を表します。

PFE

0.1マイクロメートルの微粒子濾過率を表します。

VFE

0.1~5.0マイクロメートルの生体ウイルスの濾過率を表します。

対象のサイズおさらい

コロナウイルス

0.1マイクロメートル
※インフルエンザウイルスも同程度

飛沫

5マイクロメートル

飛沫核

5マイクロメートル以下(一説には0.3マイクロメートル以上)

花粉

20~50マイクロメートル

BEFしか表記してないマスクは2時間で交換すべし

いきなりショッキングな見出し、すいません。

まず、BFEしか表記していないマスクは「内緒にしてたけど実はもっと高性能でPFEだって高確率なんだよ」という事がありえないという前提で話を進めて行きます。

コロナウイルスやインフルエンザウイルスは飛沫感染によって広がります。よって、まず注意すべきは飛沫です。
目の前1メートルぐらいで感染者にハクション!とやられた場合、飛沫の大きさは前述の通りおおよそ5マイクロメーターですから、BFE表示しかないマスクの場合でも防御できます(今はマスクの話をしていますのでマスク以外の個所に付着した飛沫に関しては考えません)。
しかし、飛沫は水分の中にウイルスを含む飛沫核がある状態です。水分が蒸発すると相手は飛沫核のサイズになりますので、5マイクロメーター以下、0.3マイクロメーター以上となりますので、BFE表示しかないマスクでは防ぎきれなくなります。
マスクに付着した飛沫は約2時間で乾燥して飛沫核になると言われていますので、BFE表示しかないマスクの使用は2時間以内に限定すべきという事になります。逆に言うと、BFE表示のマスクでも2時間なら安全であるという事です。

PFEやVFEが表記してあるマスクは時間制限なし

あくまでもPFEやVFEが高確率の表記に限ります。PFE10%とかっていう恐ろしい性能の場合、書くはずがありませんので、ドヤ顔で書いてあるものについては数字を詳しく見なくても問題ないと思います。但し、表記が信用できればの話。

前述のようにPFEやVFEで測定しているのは飛沫核どころではなくウイルス本体すら濾過する能力ですので、時間が経って飛沫が乾いてしましまっても大丈夫という事になります。

時間制限が無いなら、何日使ってもOKって事なのかと思いますよね?基本的にはOKだと思います。マスクの内面が汚染されなければ、いくら表側にウイルスがウジャウジャしてても大丈夫。
ただ、内面は温度も湿度も良い塩梅だと思いますので、病原性の有無にかかわらず微生物は繁殖しやすいんじゃないかとは思います。なので、清潔な状態を保つならば使い続けるのはお勧めしません。

マスク表面のウイルスが生きてる時間

コロナウイルスは知りませんけど、インフルエンザウイルスは凹凸面で8~12時間、平滑面で24~48時間感染力を保つらしいです。感染力と生死が同じとは言いませんけど、ここで問題になるのは感染するか否かですので、同じ意味とします。

という事は、マスク表面は凹凸面ですので、付着したウイルスは最長で12時間しか生きられないという事になります。つまり、BFEしか表示してないマスクで飛沫を浴びたとしても、2時間以内にマスクを外して、そこから12時間寝かしておけば飛沫が乾いてもウイルスは死んでるわけで、またそのマスクを使っても問題無くなるという事です。
もちろん、マスクを置いておくのは清潔な乾いた場所でなければいけません。

※上記はインフルエンザウイルスの場合です。コロナウイルスについては更に長時間感染力が持続するという研究結果があるようです。

マスクを交換すべき時

BFEしか表示してないマスクの場合は2時間が限度と言いました。では、PFEやVFEが表示してあるマスクはどのような時に交換すべきでしょうか。
それは、マスクの内面の清潔が保てなくなったと判断できる時です。
汚染された手でマスクの内面を触っちゃったとか、マスクを外して置いておいたらどっちが表か分からなくなっちゃったとか、マスクを外してポケットに入れちゃったとか。マスクを外してカフェのテーブルに置いちゃったとか。
要するに、マスクを外した時がマスクを交換する時になる可能性が高いです。自宅であれば清潔な場所に寝かして置く事が可能でしょうけど、外出時は困難です。どうやったって内面を清潔なままで保管するのは無理です。外出時にマスクを外したら、外したマスクは諦めて捨てて、新しいものに変えましょう。

マスクケースが売ってた

そんな事を考えつつ近所の薬局を覗いたらマスクケースなるものが売っていました。
ファイルフォルダみたいに開けて、片側に未使用のマスク、もう片側に使用済みのマスクを挟んで入れておけるケースです。
使用済みのマスクを入れて、次に取り出す時はマスクの内面は清潔なままです。でも、マスク外側に触れたケースの内面は汚染され、マスクを取り出してケースを畳んだ瞬間にマスク内面に触れていた面も汚染されます。つまり、使用中のマスクを入れられるのは1回だけという事になります。家に帰ったら消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒すれば翌日のお出掛け時にはリセットできるかもしれませんけど、こりゃ、めんどくさくて使えねぇぞ・・・と思って、一旦手に取ったマスクケースを元の棚に戻しました。

消毒して使うのもアリだけど

消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムで消毒して使うってのも、アリだとは思います。
しかし、本来は使い捨てを前提に作られているマスクですので、そんなに耐久性は高くないはずですので、限度はあります。耳ひもが緩くなったり、不織布の表面が擦れて毛羽立ってきたりとかして当初の性能を発揮できなくなるでしょう。
なので、今の所、うちでは在庫も十分なので消毒までして使うつもりはありません。

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