知覚過敏とは?

知覚過敏

知覚過敏とは?

冷たいものを飲んだり、歯磨きの時に冷たい水でブクブクしたり、歯ブラシが歯の根本あたりに触ったりした時に、歯がしみる事があります。それはひょっとすると知覚過敏かもしれません。

知覚過敏とは、歯根の露出や咬耗などによって象牙質が露出した部分に刺激が加わると持続時間の短い沁みるような鋭い痛みを感じる症状を言います。むし歯も初期では同じ症状が出ますので、歯科医による診断が必要です。

何が起こってるの?

歯の象牙質にはエナメル質と違って感覚があります。そして、肌に分布している神経と違い、歯の神経は痛覚しかありません。つまり、象牙質にある神経繊維が例えば冷たい刺激や接触による刺激で興奮すると、それは必ず痛みとしての信号を脳に伝える仕組みになっています。

象牙質の感覚はその構造に由来します。象牙質は象牙細管という管状の組織の集合で、その管の中には歯髄に繋がる神経繊維が入っています。露出したての象牙質の表面を拡大して見ると、その管が口を開けているのが観察できます。

まとめると、知覚過敏の部位では、むし歯じゃないのに露出した象牙細管の中の神経繊維が刺激を受けて興奮する事により痛みの信号を脳に伝えているわけです。

知覚過敏の治療

知覚過敏は厄介で症状をしずめる事が困難です。なかなかビシッとキレの良い治療法が無いのですが、考え方により4つに大別されます。

神経繊維の伝達を妨げる

カリウムイオンが周囲に多く存在すると神経細胞が興奮しにくくなる性質を使って症状を緩和しようという考え方で、シュミテクトのような知覚過敏の改善を謳った歯磨剤に薬効成分として含まれています。

象牙細管の口を封鎖する

象牙質が露出したばかりの時には象牙細管の口が開いており、これが主に唾液中のカルシウム等のミネラルによって蓋ができて封鎖されると知覚過敏の症状が治る事が分かっています。

歯磨きによって象牙細管の口を封鎖する条件を整えたり、歯磨剤の薬効成分や歯科医院で塗布する薬剤により積極的に封鎖を促進するという治療法です。

象牙質を被覆する

単に歯根が露出しただけの場所には使えませんが、例えば破折や磨耗によって象牙質が露出した場合は、形を元の状態に戻す事によって露出した象牙質を被覆して刺激から遠ざける事が可能です。

歯髄を取る

知覚過敏が進み過ぎて歯髄が炎症を起こし元に戻る事が期待できない症状が確認された場合は、歯髄を取る治療(抜髄)が必要です。

もちろん、歯にとって抜髄はダメージが大きく、なるべく避けたい治療ですので、慎重に検討すべきです。

タイトルとURLをコピーしました